1977年の有馬記念は中央競馬最高の一騎打ちの名場面

馬

中央競馬の長い歴史の中では数々の名場面が展開されてきましたが、その中には2頭の馬が互いに譲らずに競い合う、一騎打ちの名場面もたくさんあります。その中で最も有名なのは、1977(昭和52)年の有馬記念です。

有馬記念は中央競馬のその年最後のメインレースということで毎年注目を集めますが、1977年のこのレースの主役は、前年の皐月賞と有馬記念を制したトウショウボーイと、古馬になって天皇賞制覇をはじめとして6戦5勝の成績をあげたテンポイントでした。2頭はライバルとして何度も大レースで顔を合わせてきましたが、トウショウボーイがこのレースを最後に引退することになっていたため、最後のライバル対決として大きな注目をあつめました。

1977年の有馬記念は8頭立てで行なわれました。レースは、スタートからトウショウボーイとテンポイントが飛び出し、馬体をあわせて先頭を奪い合うマッチレースが展開されました。逃げた馬同士で競り合う展開になると、スタミナ切れを起こす馬が出るのが一般的ですが、このレースでのトウショウボーイとテンポイントはスタミナが切れることなくゴールまで一騎打ちを演じました。勝ったのはテンポイントで、トウショウボーイは4分の3馬身差の2着、3着には両馬の同期であったグリーングラスが入りました。

人馬ともにライバルと称していた2頭が最初から最後まで競り合う展開は前代未聞であり、このことから1977年の有馬記念は中央競馬の歴史史上最高の名場面として挙げられることがしばしばあります。

 
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