馬身の圧勝劇だけが海外競馬の名場面ではありません

圧勝馬

最近日本馬が海外競馬で大活躍していますが、世界のトップホースとはまだ差があるように感じます。そこであまり着差がなくても「この馬強い!」と唸らされる名場面を紹介します。

まず記憶に新しいのは、2017年のドバイワールドカップです。日本からアウォーディーとゴールドドリーム、アポロケンタッキー、ラニが参戦しており、一矢を報いるか期待を集めました。しかし現在世界ランキング1位のアロゲートの圧勝劇に度肝を抜かれたのです。スタートで大きく出遅れたアロゲートは、ずっと外を回される辛い展開でした。しかし3コーナー過ぎでしかけられると、4コーナーでは3番手に楽々上がっていったのです。そして直線で軽く追い出すと、並ぶ間もなく抜き去り、あっさりとゴールしました。差は2馬身1/4だけでしたが、その差は永遠に追いつけないであろう絶望的な差だったのでした。芝のレースでは海外競馬との差はほぼなくなりましたが、ダートレースではまだ10年は遅れていることでしょう。

芝のレースでは、2012年の凱旋門賞の惜敗が実に悔やまれます。日本ではほぼ無敵のオルフェーブルは、鞍上を池添騎手からスミヨン騎手に替えたことが裏目に出ました。前哨戦のフォア賞を圧勝して臨んだ凱旋門賞で、彼は残り300mで先頭に立ち、誰もが勝利を疑いませんでした。しかしゴール前でよれて失速し、まさかの2着に終わったのです。翌年も再チャレンジしたオルフェーブルは1番人気に指示されたものの、フランスの歴史的名牝トレビの5馬身差の圧勝劇に、またもや2着に終わったのです。 近くて遠く、もどかしいのが海外競馬ということです。

 
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